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亀甲竜(ディオスコレア・エレファンティペス)

亀甲竜

人気の冬型塊根植物、亀甲竜の育て方を詳しく解説します。

 植物名  亀甲竜(キッコウリュウ)                  
 学名  Dioscorea elephantipes
 自生地  南アフリカ 南端部
 科/属  ヤマノイモ科 ディオスコレア属

亀甲竜とは

南アフリカの東ケープ州から西ケープ州の乾燥地帯に自生する植物です。
大きくなると塊根部がひび割れてきてまるで亀の甲羅のように見えます。
ひび割れ方には個体差があり、突起がより大きい方が好まれています。
自生地では塊根部は半分ほど土に埋まっていますが、鑑賞のため土の上に出して植えられ販売されています。
成長期にはツルをどんどん伸ばし、ハート型のツヤのある葉っぱをたくさんつけます。
ツルは近くのものに巻き付いてしまうので、支柱を立てて巻き付けるように誘引します。

小さいうちは塊根部はツルッとしています
ハート型の葉っぱ♡

育て方

▲を季節ごとにクリックしてください。

成長期です。落葉していた株は新芽が出てきます。徐々にお水やりを再開します。
自生地では雨季で雨が多くなります。涼しくなり始めたら、土が乾いたらたっぷりお水やりしましょう。
日光にもよく当ててください。特に葉っぱにしっかりと当たるように。

成長期ではありますが、自生地での平均最低気温は9℃です。
最低気温10℃下回りだしたら室内に取り込んでください。
よく日の当たる窓辺に置き、土がしっかりと乾いてからお水やりします。
※日当たりが悪い場所に置いてお水やりすると、乾きが遅く塊根部が腐る原因になりますので注意してください。
日当たりが良くないお家や、南向きの窓辺に置く場所が無いという方は、植物育成ライトを使ってみるのもおすすめです。

Amazon.co.jp

成長期です。よく日に当てて乾いたらたっぷりとお水やりします。
汗ばむくらいになってきたら夕方以降にお水やりします。

休眠期になります。
南アフリカ南端部の夏は乾季になり雨がほとんど降りません。
気温は日本のようには高くならず、平均最高気温が25℃、平均最低気温は17℃です。亀甲竜にとって日本の夏は過酷な環境となります。
風通しの良い雨の当たらない日陰に置いて、断水します。

休眠期=落葉している時です。
休眠期はまちまちで、6月くらいから枯れ始めて8月には目覚めたり、
ずっと葉が茂っていたりすることも。
暑い時期でも葉が茂っていたら、成長期よりは控えめに夕方以降にお水やりします。

夏越しが難しいイメージの亀甲竜ですが、意外と日本の猛暑を乗り越えてくれます。
風通しがあれば、涼しい室内で越すのも良いかもしれません。
お店では屋外で30℃超える酷暑も乗り越えています。

販売時期も限られていますので、気になっている方はぜひ育ててみてはいかがですか?

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